あー今日もくたびれた宇宙服で日の 出を待っていた 鏡に映った星をなぞっていた 80億の輝きを望遠鏡で覗いたんだ 私にはこれくらいのカンデラで十分 さ もう何十年もここにいるけど 衛星が空に浮かんで消えるだけだ 昼も夜も青い星はせわしなく急いで 回っているような毎日 まだ 僕は知らない生命体に 出会えるだけの懐はないけど いつまで経っても分かんないものだ け 目を輝かせていたいな 小惑星みたいなものに ねえ 一人の暗闇で右も左も分からなくな って 砂嵐の画面を見つめてた 一千万の大都市で6畳の部屋で籠っ ていた 何光年も先で同じ気持ちになるとは な まだ 僕らは見えない飛行船に 夢を見続ける理由はないけど いつまで経っても光っているものだ け 手を伸ばし続けていたいな 小惑星みたいなものに