海岸沿いの坂を 自転車 押して 黄昏と長い影の 綱引きして 水玉の服に 麦わらぼうし 1人ぼっちの帰り道 弾む息と滑る汗に 足を止めて振り向いた 忘れないわ 忘れないわ 輝やいてた あの瞬間(とき) 瞳の向こうに 陽射しを灼きつけて 忘れないわ 忘れないわ べランダに 揺れていた 2人で見つめた 夏のダリア こんなに誰かを 好きになったのは 生まれて初めてだったの 長い夢を見てたような 遠い遠い物語 忘れないわ 忘れないわ 楽しかった この恋 2人の季節が 終わってしまっても 忘れないわ 忘れないわ 思い出に咲いている 私の心は 夏のダリア 思い出して 思い出して きれいだった あの花 あなたが街へと帰ってしまっても 思い出して 思い出して 眩しくて うつむいた 真赤な夕陽は夏のダリア