こんなはずじゃなかったよね 憎いあいつを祝っていた 思いもかけず祝っていた 口へんに兄と書くところ間違えて 示すへんで祝っていた (Yay!) 毎日毎日 祝っていう字をいっぱい書いていた 部屋中部屋中 祝っていう字であふれ返っていた どうりでどうりで あいつに幸せ続くと思ってた あれほどあれほど 祝ったおかげよどうか忘れないで 一生 (Hey!) 懸命 (Hey!) 精神 (Hey!) 統一 (Hey!) 今年の書き初め 「死ぬまで祝ってやる」と書いた 憎いあいつを祝っていた ロウソクともして祝っていた 毎晩真夜中にひとりでこっそり 神社の裏で祝っていた 憎いあいつを祝っていた 長期にわたって祝っていた 大きな間違いに気づいた ほんのついさっきまで祝っていた (Yay!) 長く長く 私の思いがあいつに届くように 手紙を手紙を 卒業記念のタイムカプセルに 漢字を漢字を 間違えたままで22世紀まで 深く深く 地下に埋められた私の祝い 絶体 (Hey!) 絶命 (Hey!) 取り出し (Hey!) 不可能 (Hey!) その手紙に 「末代まで祝ってやる」と書いた 憎いあいつを祝っていた 微笑み浮かべて祝っていた 思えば私の人生の半分以上は あいつ祝っていた 憎いあいつを祝っていた ヒマを見つけては祝っていた うれしいとき つらく悲しいとき 苦しいとき 晴れの日 雨の日 雪の日 風の日 いつでもいつでも 心の底からあいつ祝っていた (Yay!)