冬の朝に僕の手の中で冷えた懐炉を 捨てて 僕の中の小さな炎に手を伸ばすよ 窓の外はまだ淡い青の絵の具で 滲んでいる もうすぐ雨も止んで日が差す 頃だろう 何を求め何を捨てて僕らは 何を解き放ってゆくの? どこか遠くの国へ行って春を 迎えよう 離ればなれの僕たちもまた巡り 会うから 輝きを増す冬の往来で 君の姿は花になる 後で後でと手を振って 逃げてゆくんだ 僕の手をすり抜けてどこかへ 二十四時間僕の中で息を潜めている わだかまりを溶かして 欲しかったんだ 冬の朝の窓辺に落ちる雨が 僕の心を満たしたら
