青臭い今日を捨ててまた夜が来た。 甘い、甘い夜。 街灯の灯りにも怯えて隠れて 歩いた。 漂えば声は枯れて落ちた。 泣き顔を隠して! 「無くしちゃった。」って 笑ってふらついたまま。 でも、会いに行く。 僕らは離れていても手を繋いで! 夜に紛れ込んだ三分半、 見渡す限りに広がる夜は、 私たちのもの! 古臭い歌で更けた夜の途中は、 裸のまま眠る。 窓を開けて、 淡い街を吸い込んで吐き出す。 ―僕らは離れていても手を繋いで― 夜に紛れ込んで三分半、 呼吸を止めても続く夜は 明けたりしないの、さ。 離れていても手を繋いで! 夜に紛れ込んだ三分半、 見渡す限りに広がる夜を、 目隠しのまま歩ける気がして! 響いていても耳を塞いで! 嘘を忍ばせては三分半。 ただ酔え不確かな日を! 日々の音と踊れ、 長い夜の向こうへ! 夏の夜に嘘をついた。 「胡麻化された」って 笑ったままでいたかったんだ。 二人きりだ。 まだあと少しだけなら。 ブリストル。窓開いて。 クリスティーン、服を脱いで。