ただ横になるつもりが 眠り込んだようだ 覚えのない毛布と 魚を焼く匂い オレンジがかる風景 ちょっとしょげこめば 「また明日もあるから」ってさ 大長編の映画 まるで見てたようだ 瞳を真ん丸にして 覗き込む君 欠伸で誤魔化して そっぽ向き笑った 何でもない夜が また今日も更けてく Ah Ah 見返りないものだけ、ばっか だからこそちゃんと返せてるかな 僕はさ ちゃんと覚えてる もらった分だけ でも無力でさ それが枯れぬよう 願っているだけ だけども 言葉に出すとさ こそばゆいから せめて忘れないように 今日も生きてる 今も夢で襲い来るんだ 一人 雨に濡れる夜が 震える肩 抱き上げてくれて そして今日も いつもありがとう おはよう 今朝は僕が 先に起きたようだ 澄み切った空気と ミントのような匂い 話せなくはないが やっぱり言わずいようか そのうち遠い場所へ また旅に出ること Ah Ah また 出会えるのなら やっぱ君のちょっと下で 笑ってたいかな 僕はさちゃんと見えている 何処へ行っても 君が歩く少しだけ先を 歩いていくだけ 「それ」がさ明日であっても そうじゃなくても せめて忘れないように 一つも失くさないように 僕が僕であるように 今日を生きてる