傾いた空に広がる 幾千の星が溶け合う頃 曖昧に手を伸ばしたら その一つが指に触れたんだ 忙しなく過ぎる日々の中 見えなくなった大切な物 ここまで歩いてきたけど その理由も思い出せなくて 映る景色も 彩る言葉も そこに僕が居ないような気がして 君となぞる星の地図 指をさす空に 今 灯る道標が 置いてきた未来を撫でるような 手を取り合い辿る旅 君が居なくても いいよ 何処に居ても 重ね合えたその手を 離さぬように 誰かを真似て過ごすのも 執拗に避けて生きてくのも どれもが自分じゃないなら もう全てを捨ててしまおうか 自分の価値さえ知らなくて 溢れた涙に映る空 瞬く星のプリズムが映し出した 光のスペクトラム どんな羅針盤でも どんな地球儀でも 見つからなかった僕に 今 出会えた さぁ飛び立とう望んだ世界 明日が見えなくても 多分"なんとなく生きる"のが 嫌になるほど上手くなってた あの日 溢れた涙が 空に帰る頃 きっと 思い出せるよ 君がくれた光を絶やさぬように 朝を待つ空に 白く滲んだ 遊星の光が 途切れそうな夢を 今 繋いだ 君となぞる星の地図 明けていく空に まだ残る道標が 新しい日々を照らすような 手を取り合い辿る旅 君が居なくても ずっと 歩いていけるよ 重ね合えたその手を 離さぬように