暗闇は知っている この世界の真実を 鏡の向こうに笑いかけるように 確かなものなんて 何もかもあやふやな 虚構の誘惑に振り回され でも ほらあの キャンバスふるえながら暴いて Ah 銀色輝く月を闇にぬりこめ 快楽に溺れる夜なら 鏡越しに触れる乱れた欲望 華やかな美しい絹に (still some gold, still some red, still some blue) 融けるように甘く重く閉じ込めた 愉悦 ほのかに輝く青銅の空の下 足元 広がる 闇はまだ見えない 知りたいことならいつだって 教えるさ 答えなど作り出せ それだけでいい ねえ 香りも音楽も 輝いてる宝石さえ 終わりの足音 留められないままに 魂なら見せてあげようか ニスの奥で鼓動刻む針の音 鏡越し 映る影ふたつ (it's too late, never too late, it's too late) ナイフがいま ひらりきらり 闇を裂くならば 感覚で魂を癒し 魂で感覚を癒す (to cure the soul by the senses, to cure the senses by the soul) 折れた羽かき寄せ 膝かかえ この手にけしの花を 壁にかかった肖像画には 床に倒れた夜会服には指輪が 閉じこめた影をのぞきこむ 背徳なら ひとり深く闇の中 快楽に溺れる夜なら (it's too late, never too late, it's too late) 鏡越しに触れる乱れた欲望 華やかな美しい絹に (still some gold, still some red, still some blue) 融けるように甘く重く閉じ込めた 愉悦