この声の残像が 癒えない傷をえぐるように ちらついて 立ち上がる感情に起死回生の愛を 枯れ果てた花束を持ち また「応答せよ」と僕に問いかける 心の影が夢の中で「愛とは何?」と 諦めかけた無力 呪って 敗者復活の兆しを この声の残響が 消えないまま眠る世界を生きようと 切り開く明日に祝杯の鐘を 言いかけた言葉を捨てて また暗闇に呑み込まれてく 心の影が僕の中で「弱虫だな」と 蔑む言葉に押されてく 反撃の狼煙を待つ 傍観者になるだけ…? 最低最悪な現状を壊す 力がまだ僕に残ってるなら 手を伸ばすよ 思い出の残像が薄れてゆく 記憶の中できらめいて 目を開く先に絶望の終わりが この声の残響がいつしか消える 世界を影と生きている まぶしそうに笑う残像を残して 鐘を鳴らせ