終わりの選び方を数えてみよう 夕凪みたいに柔く落ち着いたなら あげられたもの全部 とても小さくて 覚えてないと思うけど 忘形見となるなら 息を止めて 照らされた狭間へ向かう 後悔 震える 深い深い夢に怯えた夜の間だけは また思い出してくれますように 誰にも知られず一人きり 雪の上で 絶えることができますように 何も変わらない空間に 泣いてくれますように 消えたら欲しくなった 触れたら満たされた 灯火に泥がかかって見透かした 100年後に会えたなら 曇り空の退屈な景色 もう一度見に行こう 同じ気持ちでありますように