知らなければよかった未来 知ってしまったこの世界 しあわせさえも嘘にして 彼女は背中を向けたんだ 「さよなら」ってその言葉 胸に刺さるナイフのよう でも瞳(め)の奥に宿る影 すべてを語っていたんだ 涙が落ちた 運命の上 「さよなら」でしか救えないなら 彼女が選んだ その痛みさえ 私が抱えて歩くよ 本当は彼に伝えてあげたい 「このままじゃ君は消える」 だけど伝えることはできない だから私は嘘をつく もしも 違う時代(とき)に生まれてたら ふたり笑い合えたのかな でも私は信じてる 彼女が生きる それだけを 涙が落ちた 運命の上 「さよなら」でしか救えないなら 彼女が選んだ その痛みさえ 私が抱えて歩くよ
