そばにいて 隣にいて それだけだった夜は さよならだって 言えなくて 終わってくんだな きっと 目が覚めて さっきまで 見ていた横顔が散る 暑くもないのにかいた汗 どうやら悪夢のカテゴリー どっちつかずのままの態度 金木犀 香るSHIRO あの日纏っていた空気が 残ってるんだよ そばにいて 隣にいて それだけだった夜や 重なる手の振動が いつまでも消えなくて そばにいて と、掴む腕 そうしたら君はどうした? 分かるよ どうせ、困るだけ 分かってるから 秋雨 溢れ出した SORROW SORROW 心臓を刺す SORROW SORROW 睫毛を濡らす SORROW SORROW 終わりにしよう そろそろ 「真っ赤な繊維繋ぐより 緑の輪っかが愛」らしい 超近代の信仰は 本当にアテにならないな ”かけがえ無い”は大抵 どっちか一方 勝手 思ってないのに 最低 替え、利くんでしょ? それでも そばにいて 隣にいて 触れる髪の奥や 形だけの愛情が いつまでも消えなくて 「そばにいて」 呟く声 呆れるほど 嘘だ それすら知って黙るだけ 朝になるまで 肌寒くなって 約束なんか取り付けて 君はそうやって ずっと一人で居るんでしょう そばにいて 隣にいて それだけで 終わりだ 酷く傷んだ心境は いつまでも消えなくて そばにいて 言葉にして ”もしかしたら”も 無いかな 分かるよ どうせ、拒むだけ 分かってるから 秋雨 溢れ出した SORROW SORROW 心臓を刺す SORROW SORROW 睫毛を濡らす SORROW SORROW 終わりにしよう そろそろ
