Track by井上美恵子
煙草に火を差し出したら 生意気だと叱られたわ 子供だった私に優しさ 横顔で教えてくれた人 愛を求めていただけで 愛する事を忘れていたのでしょう 口紅の数 増える度 あの人が遠くなりそう 想い出たちはほんの一時 足を止めて振り向いてくれる プラタナスの枯葉一つ あの日と同じ秋の色 移り行く季節の風の中 駆け抜ける想い出の足音 恋は見えない風のよう 心を震わせ何処かへ消えてゆく 昼下り低い陽射しが 銀のスプーンに弾けた 遠いビルの窓を淡く染めて 風はあの人を連れてくるわ