あの頃は その日その日を 生きることに 夢中で ふり返る 暇(ひま)もなかった いつの間にか 通りすぎた 長い道のり 深くえぐれた 轍(わだち)は もがき苦しんだ 日々の足跡(あしあと) あの日があって 今日がある あの人がいて 俺がいる 忘れないよ 忘れないよ いつの日も 忘れないよ 命あるかぎり 訳もなく 心傷つけ 去って行った 人たち ふるさとの 母を嘆(なげ)かせ 風のように 通りすぎた 長い歳月(としつき) 曲がりくねった 轍は 迷い流された 日々の思い出 あの日があって 今日がある あの人がいて 俺がいる 忘れないよ 忘れないよ いつの日も 忘れないよ 命あるかぎり 命あるかぎり