補習抜け出し校舎裏 二人隠す木漏れ日 高校最後のサマーデイズ 埋めようタイムカプセル 君は少し呆れ顔 僕が渡した匣の軽さに そうさ 何一つ入れちゃいない だけど単に空っぽって訳じゃない タイムカプセルに青空を ギュッと詰め込んだ 形には出来ない青さを 未来に伝えたくて この惑星で僕ら 巡り合って愛し合った奇跡を 十年後も覚えてたなら また 蓋が開く そんなタイムカプセルにしよう 本当に大切な物は いつも無色透明だ まるで水や空気の様に 明日照らす光の様に 君が抱える匣は重そうで 如何にも君らしい 振ったらガシャガシャ 金属の音 開ける頃には錆びているだろう タイムカプセルに青空を ギュッと詰め込んだ 幼さ故の空回りも 二人なら笑える 未来の僕らへ きっと風化した想いも在るでしょう それでも貴方は僕だから 振り向かず歩いていけ タイムカプセルに青空を ギュッと詰め込んだ 形には出来ない青さを 未来に伝えたくて この惑星で僕ら 巡り合って愛し合った奇跡を 十年後も覚えてたなら また 蓋が開く そんなタイムカプセルにしよう