地獄の賭場(とば)来て 仁義を賭ける どうせ世の中 半か丁 なんにも見えねェ あっしのはずが 悪意の顔だけ よく見えやす 酒場に貼られた 悪党と 墜ちた正義は 変わらねェ ラッセラ ラッセラ ラッセラ ラッセラ 慌てなさんな 今はまだ 担がれ 動かぬ ねぶたの虎 因果な渡世(とせい)にごぜェやす ラッセラ ラッセラ 返答次第じゃ ラッセラ ラッセラ 荒れる虎さ 堅気の縄張(しま)来て 刀をたたむ お天道様は お見通し その身 祭りに 捧げるなんざァ いかにも 見上げた 心意気 命に清濁(せいだく) あるけれど 重い軽いは ありゃしねェ ラッセラ ラッセラ ラッセラ ラッセラ 慌てなさんな 今はまだ 闘牙(とうが)を隠した ねぶたの虎 諸行が無常になる刻は ラッセラ ラッセラ 神さえ畏れず ラッセラ ラッセラ 吠える虎さ ラッセラ ラッセラ 酒場に貼られた 悪党と 墜ちた正義は 変わらねェ ラッセラ ラッセラ ラッセラ ラッセラ 慌てなさんな 今はまだ 担がれ 動かぬ ねぶたの虎 因果な渡世(とせい)にごぜェやす ラッセラ ラッセラ 返答次第じゃ ラッセラ ラッセラ 荒れる虎さ