綺麗な月が微笑う 静かな夜に嗤う もう一度、つぶやいたわ アナタの名前を… 散らばるガラスの上で 冷たい風が踊る アナタの還りを待つわ 眠りに落ちる前に… 叫んでいるアタシの声が響く 許されないアナタの罪を抱いて アナタの夢を見たわ 目覚めることのない夢を 窓辺にもたれながら そっと月に抱かれた 叫んでいるアナタの声がとぎれる 許されないアタシの罪は続く アナタの腕を、アナタの胸を、 アナタの声を… すべてを 愛しい程に狂おしい程に愛しすぎたアナタを抱いて 何度も壊し続けた… 今なら届きますか? 優しい彼の声が アナタには見えますか? 紅く染まったこの腕が… 震えながら最後の声を消して 許されない二人の罪を哭きながら 儚い夢は、哀しい夢は、切ない夢は終わりを告げ 優しい夢に、愛しい夢に、あの日のままに、 あの頃のように…