途切れたままの会話 冷たく時間(とき)流れ 二人で暮らした部屋を 君が今日出てゆく かすれた声で聞いた 「、、、その人はやさしいの?」 君はただ頷いた 「ごめんね、、、」 君が言うから 聞こえないふりした 僕は窓の外 降り出した雪見てた 二人の写真 掛けていた壁の釘穴 日焼けしたラグに残る 君の机の跡 君がいないこの部屋に 今もまだ君溢れ 胸が締め付けられる 「雪が降り積もるから もう少しここにいればいい、、、」 それでも君は この部屋出て行ったね 雪に残る足跡 君の後ろ姿 君は一度も 振り向きもしなかった、、、 雪が降り積もる頃 君の姿だけが、、、 雪が降り積もる頃 君の姿はもう 遠い空の下 この手に掴めないほど 雪が溶ける頃には 僕も歩き出すから 一人この部屋で 今だけ泣かせてくれ