題名(タイトル)さえもわからずに くちづさんだバラード 港のBarは なつかしい 夏を知っている 化粧もまだ下手だった おまえを連れていたね 似合いもしない服を着て かっこつけていた なにを追いかけて なにを手に入れて 俺たち こんなにさみしくなってしまったん だろう まだ想い出じゃない まだ終わりじゃない くだらないくらいに 胸が痛むよ はじめて抱きしめた あのときみつけた グラス一杯の太陽は いまも心に消えやしない 別の女と遊んでは おまえを泣かしていた 電話のベルを 待っていた あの部屋の灯り 『あなたのことをどれほど 好きかわからないでしょう』 そう言われて 黙ってた 馬鹿は俺だった 嘘もほんとうも ありはしなかった いつでもおまえは 俺が帰れる場所だったから まだ想い出じゃない まだ終わりじゃない 涙をぬぐえれば そこからやれる さみしさにふるえて あのとき気づいた グラス一杯の太陽は きっと心に消えやしない
