月はぼくらを見てなかった 風は何も運ばなかった 夢はひとつも果たせなかった ぼくは何も信じられなかった 誰もぼくに話しかけなかった 何が起きても眠っていたかった 太陽を憎んで月を愛した 現実も思考も大差はなかった ぼくらが落としてきたモノを 拾いにいこう ぼくらが失くしたモノを 手に入れよう 子供が世界を黒くぬりつぶした ぼくは何も感じられなかった 君は全てに期待をしすぎてた カミナリが鳴っても怖くはなかった 声を憎んで活字を愛した 勤勉も怠惰も大差はなかった ぼくらが落としてきたモノを 拾いにいこう ぼくらが失くしたモノを 手に入れよう ぼくらが汚してきたモノを 磨きにいこう ぼくらが捨ててきたモノを 見つめてみよう