それは徒ら八月 今でも覚えている きっと拙い汗が 君の我慢を泣かせた 僕らはそう 名前も知らないで 互いの包帯を外すの 憂鬱な太陽 ふざければ一瞬(とき)めいて この夏が本当で 二人が偽物でも 退屈な月 振り向かせそうで今 今不機嫌に抱かれて それは頑な八月 産声さえも上げずに そっとさよならの空が 僕の焦り隠す いつだってそう 名前も知らないで 互いの足取りをすくうの 憂鬱な最初 迷うなら一瞬めいて この夏が偽物で 二人が本当でも 退屈な最後 気付かない振りで今 今不機嫌に抱かれて 灼熱の最初 彷徨えば最後でも この夏が本当で 二人が偽物でも 憂鬱な太陽 ふざければ一瞬めいて この夏が本当で 二人が偽物でも 退屈な月 振り向かせそうで今 今不機嫌に抱かれて