海想列車 ほんの少しだけ夢の中で ユラユラ揺られて 波に包まれていたい 夢を見てた あの頃の夢を 臆病だった どこにも行けなかった 変わりたくて電車に乗り込んだ この世界で一枚だけの切符 路線図も時刻表も今は空白だけど 窓の向こうには青より青い水平線 海想列車 ほんの少しだけ怖いけれど 走り出した夢はもう止まらない 正解なんて考えてみても わからないから 目の前に広がる この景色を見ていたい 夢を見てた あの頃の夢を 一人じゃきっと ここまで来れなかった 途中の駅で降りたその時にも 君がいつも傍にいてくれた 「ごめんね」も「ありがとう」も まだ言い足りてないよ 私のペースで不器用なりに 伝えてくから 海上を走り抜けまだ知らない世界へ 空白の路線図は 今この手で作り上げてゆく 海想列車 夢から覚めた 懐かしくて変わらない想いを そっと抱きしめた 笑い合って手を取り合って 同じ時間(とき)を過ごした君と これからもずっと 海想列車 もう怖くはない 無我夢中で駆け抜けた日々は 夢じゃないから 正解なんて相変わらず まだわからないけど 目の前に広がる この景色を見ていたい 君と一緒にこの景色を見ていたい