菜の花のじゅうたんが敷かれる頃に この村にやってきた かわいい女の娘 砂私道に足をとられて ころび 泣く君のおでこに そのわけも知らず 唇あてた暖かい春の日 幼い約束は 指きりげんまん 秋までの友達を 河原の小石に託し 誰かがおはようと言った気がして ふり向くと朝顔の むこうに 君が笑ってた お祭りの笛に 誘われたふたり 仲良く手をつないで 風車まわし 野原をかけた さわやかな夏の日 夕暮れの静けさを打破るのは お風呂がいやだと 逃げまわる子供の声 <♪> 稲刈りも終り 冷たい風を 感じる秋の日 この村を離れ遠くの街へ 帰っていった君 さよならを云うために丘に登れば 田舎道 土けむり 都会へとバスは走る 都会へとバスは走る