10時5分のフェリーが最終らしい それまですこしあるから外で待とう どうしても今夜帰る理由ならいい 知りたい気もするけれど 言葉じゃないから 君がもし一枚の水彩画だったら 毎日美術館に行って眺めるのに 夏のデッサンいつも本音に愛を 描いては破られるから 〈♪〉 10時5分のフェリーが戻ってきた 青い都市のイルミネーション デッキにのせ 笑っても涙もいい別れる時は 夢だと思えばきっと醒めるから サーフサイドのホテル眠ったふりで 君が少し泣いたことを知っているよ 夏のデッサンいつも描きかけの愛 浜辺に打ち寄せている