描くように、

歌詞

ずっと待ったバス停に 海岸線は歌うように がらくたが並んだ 坂道の先でふたつ 風に身を任せた 歯車も歌うように リュックサックは膨らんだ 長い旅になりそうだ はためいた 今日は昨日の続きなんて 恐れるだけなら 宛てはないから この退屈な毎日を 明日に変えて全部全部 踏切を待っていた この果てを目指して 幼気なあの入道雲を 照りつける白線へ 目一杯に伸ばす手は 震えていた一瞬 遠くで滲んだ鉄塔が 帆を張る 臆病な歩幅に 空になった水筒も ボロボロになった地図も きっといつかの僕らの宝物だから 曇りばかりの 日々を変えて全部全部 声は遠く響いていた 錆びた線路上で 躊躇いは照らせ 進んでいく 継ぎ接ぎも僕らだった 宙を引いた飛行機の描くように 応答して青い空よ 空になった水筒も ボロボロになった地図も きっといつかの僕らの 宝物だったんだ 線路上で 描くように