11の夏、魚になった wow wow wow しぶきを上げて、強く生きてた wow wow wow 市民プールから帰ってくると、TVでは野球が流れてたっけ 山積みになったトウモロコシが、泣きたいくらいにおいしかったよ 17の夏、恋を知った wow wow wow 金魚売りの声、その年から聞かなくなった wow wow wow 二人で見上げた川原の花火、宝石のようにキラキラ降った 別れ際 交わした一瞬のキスに、ずっと一緒だと疑わなかった 過ぎていく日々 もう戻れない、もう戻れない 長い夏休み もう帰れない、もう帰れない 今年の夏、愛を失った wow wow wow 陰りゆく部屋で、疑ったやさしい日々 wow wow wow ぼくを撫でてた あの人の手が、冷たくなるのを止められなかった あの夏休みに 手伝ってくれた宿題の絵を、今も思い出す