欲張りな足元で 生きてきたから 僕はいつの間にか 僕を置いて来たまま 道はただ沈んでいく 音も立てずに 僕はまだ違う景色を見たいのさ 舟は進む 脚は速く 明日が明ける 事も待てないみたいだな 後に続くのは 長い波の跡 いまにも今日から 呑まれるのを 刻んでたはずの跡 また消えて行く まばたきの間で 何を置いて来たのか 増えてゆく足枷は 錆びつく前に 剥がすたび流れる血と捨てて行け 舟は進む 脚は速く 明日が明ける 事も待てないみたいだな 後に続くのは 荒い波の跡 いまにも今日から 呑まれるのを 舟は渡って行くのさ 息は白く澄んでいた 遮るものは無かった それは違う運命の 知らない誰かの未来さ 夢には見た様な 景色がある場所へ行けよ 舟は進む 脚は速く 明日が明ける 事も待てないみたいだな 後に続くのは 荒い波の跡 いまにも今日から 呑まれるのを 舟を連れてくのさ