遊ばせて 知らぬふり 春はきて 翳りゆく 手をどけて 切なくて 罪深き 朽ちていく 可憐の花 瑠璃の花 ありふれた出会いだけ 積み上げた それは茨 嗚呼 震えない 聴こえない ラピスラズリ 想えて仕舞えない 命はなくて 寂しい苦しい 終わりが見えた 戯れて 顰めて 暗がりに根を伸ばし 育って咲いたって 遊ばせて 知らぬふり 春はきて 翳りゆく こうなってしまったから どうなってしまうのかな 救いの花 呼びかけた ままどこか 知らんふりで 小さくもか弱いまま 嗚呼 認めて 受け止めて ラピスラズリ その時は 不意に来ては ありがちな 出会いだけ 吸い込まれたその先は 嗚呼 捨てられた忌み子 嫌われたあの子 悩ましい麗しい 茂みに飛び込んで 咲かそう咲かそう 幸せの花を おかしいおかしい 枯れてくばかりで 育ってくれませんね 遊ばせて 知らぬふり 春はきて 翳りゆく 冗談さえ飲み込んだら 君だって抱え込むでしょう 招かれざる者 誉れと言えない秘密を隠した 心を切り出して 惹かれ合うもの 光り合うもの 形容し難い感情