猫撫で声で鳴いたって 見透かしているあなたのこと 嘘をつく時決まって 投げやりになる癖 その場凌ぎのごめんねに そっと涙伝う君の頬 君から背を向けて 気づかないふり 忘れはしないから 巻き戻したいんだよ 君との あなたとの 時間を すれ違いの狭間の中で 足りないものを数えながら 空っぽの日々を繰り返している あなたの小手先の手品に 溺れた私の想いは 今日もまた 泡になる 片付けられた部屋に1人 答えが出ない君とのこと 君の優しさに 抜け出せないでいる 求めてしまうのは 飾らないでいいのは あなただから 君だから なんだよ 朧げな記憶を手繰って 2人歩んできた時間を 思い出すたびに胸が痛いよ つまらない明日が嫌いで 片道切符を握って 今日も昨日を繰り返す 忘れはしないから 巻き戻したいんだよ 君との あなたとの 時間を 濡れた髪の毛を乾かして あなたの帰りを待っている 馬鹿だなわたし期待なんかして 朝日が覗いた帰り道 二つ置かれたマグカップと 寂しそうに眠る君 気づかぬうちに見失い すれ違う2人