集合場所はさびついたバス 待ってる間小石をひろう 声が聞こえた 負けるもんかと君の名前を呼び返す 虫とりをして冒険をして小さな 川の橋を渡って 夜の空き家で肝試しして 君といっぱい笑い合った 背中と首がべとべとのまま 我慢できずにさあ晩ごはん 交換したての蚊とり線香 今夜も見たいな空飛ぶ夢 かわき始めた近所の水路 恐竜みたいな工事の車 大きな城が立とうとしてる 今日はゲームで遊ぼうかな 僕らが踏んでならした道を 横切るような新しい道 外はあぶない 母さんが言う 前はひみつの道だった 長い休みももうすぐ終わる 君とあわてて自由研究 セミが僕らをまだ呼んでいる やっぱり今日も出かけよう 今度会うのはあの通学路 ふたりで鬼に怒られそうだ 最後の夜はあっという間だ なんだかちょっとさみしい感じ 今夜も見たいな空飛ぶ夢 今夜も見たいな空飛ぶ夢