足をばたつかせて 抜け出したかったのは 悩める今の自分 どこにも行けないのは 決められた道の上 足踏みしていたから 認めたくない限界を 見て見ぬふりする限界 それが背中を押して 飛び出したんだ 「僕に待つ未来」 そんなよく出来た物語はない 掻き分けて 擦り切れて 転んで 立ち上がるだけ 足踏みしていただけの愛しい日常に 告げるよ 別れの挨拶を。 心落ち着かせて 語りかけてみたのは 覚悟を決めた自分 どこへでも行けること 一人になるということ 自由になるということ 認めたくない不安を 見て見ぬふりする強がり それが背中を押して 飛び出したんだ 「僕に待つ未来」 そんなよく出来た物語はない 掻き分けて 擦り切れて 転んで 立ち上がるだけ 自由になることの意味を噛み 締めながら 告げるよ 大丈夫。 青海原は果て無く広がる 何者でもないちっぽけな僕一人 寄せては返す潮騒は 僕の揺れる心と重なる 「僕に待つ未来」 そんなよく出来た物語はない 掻き分けて 擦り切れて 転んで 立ち上がるだけ 足踏みしていただけの愛しい日常に 告げるよ 別れの挨拶を。 見せるよ 僕だけの道を。