あなたに孤独があったら私に頂戴 容易いふりして 無理矢理に埋めないで 隙間から垣間見える孤独で 溢れそうよ あなたに秘密があったら私に頂戴 有耶無耶にしてきたものを溶かして 匂いのたつ幸せで全て埋め尽くして そっと覗き込んだ 隠れた弱さに滲んでいた 変わらずにいて 包み込んであげるから そっと覗き込んだ 嘆きはもういらなかった その喜びだけを抱えて 安心する何かを 私に頂戴 誰にも知られぬよう 胸のざわめきを沈めるよ そっと覗き込んだ 優しい嘘に汚れていた 変わらずにいて 包み込んであげるから そっと覗き込んだ 溢れた哀で溺れていた 仰いだ 心で 簡単に埋められない 空白の渦 儚きの故 涙など流すまでもないことのはず どうか知らずにいて そっと覗き込んだ 拭った平気を掬い上げた 変わらずにいて 包み込んであげるから そっと覗き込んだ 不安をそっと手を繋いだ これは私のもの 全て私のもの