ダイヤモンド・ハートに火をつけて

歌詞

ショーウィンドウに映る僕は 少し疲れた顔をしてた 誰かの期待という名のスーツは どうにも身体に馴染まない アスファルトの反射熱が 現実の温度を突きつける 「普通」という窮屈な箱に いつから自分を閉じ込めていた? SNSのタイムラインは 加工された幸福の展覧会 「いいね」の数で価値が決まるなら 僕の存在証明はどこにある? 他人の視線というフィルター越しに 自分の輪郭さえぼやけていく 偽りの笑顔を貼り付けて 魂のボリュームを下げていた でも心の奥底で聴こえるんだ 本当の僕が鳴らすビートが もう無視なんてできない 今、解き放つ時だ 踊り出せ、スポットライトを浴びて ありのままの君が 一番美しいのだから モノクロだった世界に君が 君の色の絵の具をぶちまけるんだ 誰かのための自分はもう終わり 今夜、 君は君のためだけに輝けばいい さあ、ダイヤモンドの原石を磨いて 最高の光を放て 完璧じゃなくていい むしろ傷跡さえも 愛おしい模様になる 僕らは皆、歪で不完全な芸術品 そのアンバランスさこそが 誰にも真似できない魅力なのだと 夜空に浮かぶ月に教わったんだ ヘッドフォンから流れるグルーヴが 凝り固まった心を解かしていく 都会の喧騒もBGMにして ステップを踏めばそこが ダンスフロア 見慣れた街路樹の木漏れ日が ミラーボールみたいに僕を照らす 世界は自分が思うよりずっと 彩りと喜びに満ちていた Yeah, Check it! 周りの顔色伺って 自分殺して得る安定なんて No thanks 平均点の自分なんて 面白くないだろ? はみ出してこそ見える景色がある 君の個性は欠点じゃない、 唯一無二のギフト 誰にもラッピングさせんな 自分という名のブランドを誇らしく 掲げろ 君が君であること、それがアンサー 息苦しさの正体は いつだって自分自身がかけた呪い 深呼吸して、それを吐き出せば ほら、世界はこんなに軽い 歌い出せ、心のボリュームを上げて 君のハスキーな声が誰かの心を 震わす 退屈なBGMは止めにしてしまえ 君の鼓動こそが 至高のサウンドトラックだ 他人の評価なんてノイズは ミュートして 君が心地よいと感じるリズムだけ 信じて さあ、内なる情熱に火をつけて この夜を丸ごと燃やし尽くせ 僕らは皆、孤独な惑星で それぞれの軌道を回っている だけどその光は互いを照らし合い やがて大きな銀河を創り出す 一人で輝くことを恐れるな 君の光が、 どこかの誰かの道標になる 終電間際のホームでふと見上げた 空に 月が凛として浮かんでいた 太陽の光を浴びて輝くように 僕も誰かの光を 反射しているだけじゃない 僕自身の内側から発光するんだ たとえそれが小さな光だとしても 自分を愛せた者だけが放てる 本物のオーラをその身に纏う Yo, a-ha! 鏡よ鏡、教えてくれよ 世界で一番イケてるのは誰かって 答えは「お前自身だ」って言え 自信という名の最高のメイクアップ 流行り廃りに流されるな 君のスタイルが 次のスタンダードになる 偽りの仮面はもう捨てろ 剥き出しの魂で世界と勝負しろ 夜の闇が深いほど 小さな星の光は際立って見える 絶望の淵にこそ 希望の種は芽吹くんだ 愛し出せ、その不完全な君を 欠点さえも君だけのチャーミングな スパイスだ 「こうあるべき」 という鎖は引き千切って 君が君の法律（ルール）になるんだ もう誰かの物語の エキストラじゃない 君が脚本を書き、 主演を務める人生の幕開け さあ、心のステージへ上がれ 喝采は君が鳴らすんだ