ヒーローなんかいらない

歌詞

小さいころ見た 画面の向こうで 派手なヒーローが 「ワルモノ」をやっつけた 困ってる人を助けてた いつか自分もそんな ヒーローになれるんだ 何か特別な「チカラ」 があるんだと思ってた 世の中なんて 「ワルモノ」ばっかで 「正義」なんて 曖昧で 何時の時代も その形を変えてきた 小さいころに憧れた ヒーローなんていなかった 突き付けられた現実は とても残酷だった 今になってわかる いないからこそ作られた ただの幻想 今を生きることに 誰もかれもが精一杯で 人にやさしくする 暇なんてない 見て見ぬふりする 大人たち 小さいころに憧れた ヒーローなんていなかった 突き付けられた現実は とても残酷だった 今になってわかる だからこそ皆は求めてるんだ そんな夢想 未来のことも無関心 自分の事さえ無関心 誰もかれもが無関心で 気づいた時には ヒーローとは程遠い 何もないちっぽけな 自分しかいなかった 小さいころに憧れた ヒーローなんていなかった 突き付けられた現実は とても残酷だった 今になってわかる 都合のいい救済なんてないんだ ただの幻想 大きな通りの真ん中で 泣いてわめいて叫んでも 誰も僕には気付かない ねえ だれか 助けてよ 昔に聞いたヒーローの セリフが心でこだまする 「君ならどうする?」 小さいころに憧れた ヒーローなんていないなら せめて自分くらいは助けてやるさ 沢山の人を助けるだけの 特別な「チカラ」が無くたって 自分ひとりを 助けるくらいはやってやる！ ヒーローの「チカラ」はいらない ヒーローの「勇気」はいらない ヒーローの「慈愛」はいらない 必要なのは「意志」の強さだ やり抜いて見せる そんな想いがきっと ヒーローになることよりも 大事なのかもしれない ヒーローなんかいらない 僕が困っているなら 僕が助ける そして そのうち そうすればきっと・・・ 小さいころに憧れた ヒーローなんかと違うけど 誰かを 救えるようになれるのかもしれない