明日を想いまた 静かに目を閉じる 眠れない夜が そう少し続いている 瞼に透ける月明かりは 柔らかくて 涙の海を踊るように漂う 怖くって、 躊躇って踏み出せなかった日々も 間違って、 遠回りしても いつか辿り着けると 足元をいま確かめるようにそっと 振り返る今日も 歩いたこの軌跡 足音重ね 鳴らすたび強くなる どこまでも紡いでゆく 僕らの足跡 通い慣れた道と くたびれたスニーカー 移り変わる季節 置いてかれないように 息も出来ない程 ただ走り続けてきたんだ 立ち止まる事を 許せずに居た つまずいて、 傷ついて立ち上がれない時も 寄り添って「休んでもいいよ」 一人じゃない僕らは 足元をまた確かめるようにきっと 繋がる今日へと 並んだこの軌跡 足音重ね 鳴らすたび強くなる 果てしなく続いてゆく 僕らの足跡 遠ざかる星 手を振って 迎えにゆこう<迎えにゆくよ> 朝焼け眩しく輝きだす きっと道標だから 終わらない旅の途中 「またね」と「サヨナラ」を 何度も僕ら繰り返して それぞれの人生を 歩いてゆく 未来になれば新しい自分に逢えると 信じているから そう信じてるから 何かを失い何かを手にすること もう恐れないから 足元をいま確かめるようにそっと 振り返る今日も 歩いたこの軌跡 足音重ね 鳴らすたび強くなる どこまでも紡いでゆく 僕らの足跡