AWA

夕立哀歌

0
0
  • 2024.10.01
  • 6:04
AWAで聴く

歌詞

空を切り裂く稲妻が近づいてきて 焼け焦げたアスファルトは今 黒い水鏡に変わる 街を行く人は荷物を頭の上に挙げ 人それぞれに屋根の下へと 逃げるように走り出した 群れをはぐれた小鳥は 必死に羽ばたき 雨の当たらぬビルの影に そっと身を潜めている 影の消えた街に 俺は一人立ち尽くし ずぶ濡れでポケットの中の 手紙を握りしめた 「いっそこのままどこかに 消えよう……」 最後の台詞は 雷鳴に途切れて消えた 夕立が顔を叩く 何も見えないよ 全てをなくした馬鹿な男を 憐れむように 夕立は空が流す銀の涙よ 汚れちまった俺の全部を 洗っておくれ 雨は止め処なく 冷たい身体を濡らし 泥だらけな心の汚れも 溶けてしまいそうなほど いつかお前と 笑って話せることを この小さな街のどこかで 祈り続けて生きてゆこう 愛は激しき雷に砕けた 静けさを残して 全ては終わって消えた 夕立が上がって雲が 流れてゆくよ 脆く儚い人の心を憐れむように 夕立は空が流す銀の涙よ 風よどうか俺の涙も 拐っておくれ 夕立は空が流す 銀の涙よ 汚れちまった俺の全部を 洗っておくれ 洗っておくれ……

このページをシェア

がきおやじの人気曲

がきおやじのアルバム

9曲2024年
がきおやじ
の他の曲も聴いてみよう
AWAで他の曲を聴く
はじめての方限定
1か月無料トライアル実施中!
登録なしですぐに聴ける
アプリでもっと快適に音楽を楽しもう
ダウンロード
フル再生
時間制限なし