東京駅

歌詞

あいつはいつもこう言う 「俺の家は東京駅なんだぜ そっからどこえだって行けるし なんだって手に入る」 「その気になれば 東京中の電車を 一瞬にして 止めることだって できるんだぜ できるんだぜ」 「考えようによっちゃ ウソもホントだぜ 考えようによっちゃ 間違いも正しいぜ ほら見てみろよ あいつら つながりたがりがりやがって ほら見てみろよ あいつら 忙しがりがりぶりやがって」 「気楽なもんさ 誰にも知られずに 生きるってことは 死ぬってことは 自由ってやつさ これが本当の お前らなんか不自由だ お前らなんか不自由だ」 あの娘はいつも小さな 四角い部屋に住んで 外にも出ずに 四角い窓から街を見下ろす たまにやって来る 知らない男と すれ違いざまざまに お金をもらって 「それが私のお仕事 それが私の生活 それが私のすべて それが私のすべて」 「どうだっていいのに なんだっていいのに この頃ゴロやけに心がむず痒い いつからだっけ? 季節を忘れてしまったのは しまったのは 外は皆不潔だ 外は皆不潔だ」 超高層ビルの谷間に落ちた カラスの眼はこう言った 「上手にうまく死ねたかねぇ 上手にうまく死ねたカァーねぇ」 両眼の色がちがう野良猫が盛ってる それはとても上手に それはとても得意気に 誰かを呼んでる 誰かが呼んでる… (そして夜ははじまる そして夜はつづく 常軌を逸した行動が あんたの身体をなぎ倒す 常軌を逸した言動が あんたの心を突き刺す) (そして夜ははじまる そして夜はつづく あんたのふつうは 俺のふつうじゃない 俺のふつうは あんたのふつうじゃない…) あいつはいつもこう言う 「俺の家は東京駅なんだぜ なんだって知ってるし すべてはお見通し」 「その気になれば 東京中の電気を 一瞬にして 消しちまうことだって できるんだぜ できるんだぜ」 「考えようによっちゃウソもホント 考えようによっちゃ間違いも正しい ほら見てみろよあいつら 幸せたがりがりやがって ほら見てみろよあいつら なつかしガリガリがりぶりやがって 気楽なもんさ 誰にも知られずに 生きるってことは 死ぬってことは 自然ってやつさ これが本当の お前らなんか不自然だ お前らなんか不自然だ」 「不自由だ!不自然だ! 不自由だ!不自然だ! 不自由だ!不自然だ! 不自由だ!不自然だ!」 あいつはいつもこう言う 「俺の家は東京駅」 「東京駅!!!!」