雲と雲 網目を抜けて 踊る羽根 風を纏う 目の前で 星が落ちていく 憧れた 青い青 滲む地表 蹴り上げた 聞かせてよ 君だけの空の音を 飛び立つ 重力を味方につけて もう一度 何度でも 笑いながら 僕らは 後ろを向いて飛ぼうとはしない 尽きない夢 明日を追って生きる 人と人 隙間を縫って 泳ぐ影 現実に酔う 見上げるのが 怖くなっていく 守るべき 淡い泡 果敢なく弾けた 声 残せたか 君だけの空の音を 運命の 引力が導いた道 誰のため 何のため 戦うのか 僕らの 背中で世界が争うのなら 「生きてほしい」 せめて強く歌う 噛んだ砂利には 鉄の味 捨てない 僕は逃げない 日向をいく 輝きへ歩いていく 「ねぇ」 届かないほど遠い君 「聴こえてる?」 「大丈夫」 「待ってるから」 飛び立つ 想いひとつで駆け抜ける もう一度 何度でも 笑っていけ 僕らは 後ろを向いて飛ぼうとはしない 尽きない夢 明日を追って生きる 湧いた絶望に 愛を閉ざした 弱い僕は 嫌いだ 流れる今 向かう先は未来