「トリトン国王陛下の お出ましですぞー!」 「ようこそみなさん! 海の底にある、 この王宮のコンサートホールへ」 「そして、 素晴らしい王室専属の作曲家 ホレンシオ・イグネイシアス・ ガリチャン・ セバスチャン!」 「これはこれは、身に余る光栄 このコンサートは 大成功間違いなし! 国王陛下にはきっと ご満足いただけることと存じます」 「この演奏を楽しみにしておったぞ セバスチャン」 「今日のコンサートこそ 今までで最高でございます陛下 王女様方の歌は素晴らしい聞き 物です」 海の王様トリトン 人魚姫は七人 アクアータ アンドリーナ アリスタ アティーナ アデーラ アラーナ 「お父様、ここで今日こうして 陸と海のみんながひとつになれる なんて 私たちとても嬉しいわ」 歌が聞こえる お祭り騒ぎ 心おどる 今日は愉快だ ひとつになった 陸と海が ラ・ディ・ダ 動かせ ヒレと足とを 笑顔あふれ みんな陽気に歌おう 「さあ、皆が待ち望んだ時が来た アリエルが素晴らしいデビューを 果たす!」 「左様でございます アリエル様は 一番美しい声をお持ちですから ……でも リハーサルに来てくれないから 困るよ」 今日は末っ子の初登場 鈴をころがす声です聞いて 可愛くて自慢の妹の 人魚姫アリエル…… 「これはどういうことだ セバスチャン!」 「ご存知の通り アリエル様の頭の中はいつも雲の上 ちっとも、 海の底にいてくれません」 「またなのか……アリエル! アリエル!」 よくみて 素敵ね これでもっと完璧 なんでも持ってる 私は すべて 何に使うものかも 知らないの名前も ねぇ、これ欲しい? 20個もあるの だけど 足りない なにか 「パパ! あ、いけない! コンサートは今日だったかしら」 「その通りだ。アリエル お前の姉さんたち、 そして私にとって とても大切なコンサートだ」 「あぁ、パパ。 ほんとうにごめんなさい でも私は人間のことをもっと 知りたくて あの……彼らは不思議で とっても素晴らしいの!」 「わかっているよ、アリエル だからお前の歌を 聞いてもらうために 今日は人間たちを招いたのだ!」 「え、そうなのパパ? ホントに!?」 「見てごらん、 彼らはすぐそこにいる 大勢の新しい友達がみな お前に会えることを 楽しみにしているのだ!」 「ありがとうパパ! わぁ……! すごい! こんにちは ハロー! なんて素敵な笑顔なのかしら あ、それは……クツ? 信じられないわ! 歩くってどんな感じ? いつか見せてくれる?」 人間の住む国で 見たいな 素敵なダンス そして歩く なんて言った? あぁ、足! 歩いて 走って 日の光浴びながら 自由に 人間の 世界で いつの日か 陸の 世界の果てまでも 行きたい 人間の 世界へ 「ブラボー! アリエル、素晴らしいよ! どうです? 待ってた甲斐が、 ありましたよね?」 「フランダー! あなたも来てくれたのね うれしいわ ねえ、信じられないでしょうけど これを見て!」 「ん……いやぁ、アハハハ……」 「フランダー? あなたもしかして知ってたの?」 「まあね」 「どうして 教えてくれなかったの?」 「君をびっくりさせたかったんだ アリエル ほんとうは言いたくて言いたくて 我慢してるのは大変だった もうエラがはち切れるかと 思ったよ」 「フフフッ、フランダーったら」 「フフッ」 「オッケー! では、コンサートを続けますよ」 愛は 空よりも 高くそして 海よりも 深いもの 祈りより 静かなこの 愛で 歌おう 喜びを 歌おう あなたのこと 歌おう 世界に知らせたい 歌おう 命のかぎり 「素晴らしい! それじゃあ次は、私のお気に入り」 シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ マイ・オー・マイ 「そう!これこれ!」 シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ マイ・オー・マイ 「はやくなるよ!」 シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ マイ・オー・マイ 「イェー!」 シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ マイ・オー・マイ 「その調子!」 シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ マイ・オー・マイ 「一緒に手拍子!」 シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ マイ・オー・マイ 「ウフフ!さあ、みんなで!」 シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ マイ・オー・マイ 「もう一回!」 シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ マイ・オー・マイ 「私を見て!」 「素晴らしいわ!」 「いいねぇ!」 歌おう 喜びを 歌おう あなたのこと 歌おう 世界に知らせたい 歌おう 命のかぎり 命のかぎり 歌おう喜びを シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ ラ・ラ・ラ 「パパ!とっても素晴らしいわ 夢のようなコンサートよ! 私の家族と人間が一緒に ひとつになってここにいるなんて! 「ハッハッハ! 次からはその家族のことをもう少し 考えて それから行動してくれるかね?」 「もちろんよ 約束するわ パパ、大好きよ」 「おぉ、 うまくいって本当によかった このコンサート 我ながら グッドアイデアであったな」 「なに? お前のアイデアだというのか」 「ぁ、いえ、 陛下のアイデアでございます」 「さあ、グランドフィナーレは わざわざ 海の底へとやってきてくれた 人間のみなさんに 捧げようではないか」 「御意のままに、国王陛下」 となりの海藻は 青く見えるさ 陸に行くのは 大きな間違い 周りを見てごらん この海の底 なんて素敵な世界だ これ以上何を望む 素晴らしい アンダー・ザ・シー ダーリン私の言うこと信じて あっちじゃ働くだけ 朝から晩まで こっちじゃずっと 遊んでラッキー アンダー・ザ・シー (歌おう 命のかぎり 歌おう) あっちじゃフルート こっちじゃハープ あのベースラインはキマってる ブラスもナイス ドラムもグー! スウィングのリズム (シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ ラ・ラ・ラ) やればできるのさほら リズムに乗って歌おう 難しいことは抜き 粋にキメよう! (動かせ ヒレと足とを 笑顔 あふれ Yeah!) イェー! ハッハー! アンダー・ザ・シー! (ラ・ディ・ダ) アンダー・ザ・シー! (踊ろう) 明るいビギンのリズム 私のため (シャ・ラ・ラ・ラ・ラ・ラ マイ・オー・マイ) 人間には砂サンド みんなには粋なジャズバンド 粋なジャズマン いつもセッション 素晴らしい (歌おう) 可愛いダンサー フリル揺れて 素晴らしい (歌おう) ワイルドにキメてハッピー だから最高 海の底 ここが最高 海の暮らし アンダー・ザ・シー 「今日はアリエルのために 素晴らしい 驚きのひとときをありがとう」 「みなさんはもう この海の世界のお友達よ けっして忘れないわ」 「それではごきげんよう この海底の世界では 皆さんをいつでも歓迎します」 「さようなら 私の新しいお友達」 「「「バイバーイ!」」」 「またね!」 「なんて素晴らしいコンサートだ ありがとう ありがとう!」
