意味がない様な気がしても今は ここしか居場所がない あのね ゆっくりでいいの 早く壊れたい 前と別物の顔にして 何にも怖くない 家の鍵あけるよりもマシ 本当ね 肌には 棘なんかないネ 甘い汗玉 一握の嘘 いいのよ いいのよ あなたからよ 先に来て 大人の男の怖さも知らずに 激しく噛まれてずぶ濡れて 愛は焼けた手に落ちてゆく もっと先の方 奥の泥までも せがみ掬い上げてしまった 神様 私はあなたを捨てます 17で割れた殻の蕾 叱ってくれたね かさぶたに貼ってた紙切れを 微笑み 剥がした あの子の涙が 華やかな未来を信じては 何度も、何度も、 行くと誓っておきながら 自分でしたこと さもしさも視ずに 蕾を傷つけた心は 咲けない球根を宿した 嵐が波が沸き立ち求め 呼び合う声枯れた朝に恋しさあえぐ 私が抱かれた砂上の楼閣 天使と言われただけなのに 清らかにまた登りつめる