おろした日に汚したシャツ 窓辺の空 閉じ込めてた 聴いてた音楽、全部 捨てられなくて涙が出た 耳鳴りの先にまだ 声が残ってる気がした どんな高さでも 飛べそうだと 思う夜を 繰り返してまた転がっていく 辛苦の一言では 片付かない 哀しみたちから食われないでいて よく耐えたね 送りたいのはひとつ、喝采だ 何を言っても 意味がないと感じるたび 右の耳に隠したピアスにふれた 最後のピースはあのフレーズ 聴かなくなったのはもう 必要じゃなくなったからかな そんなはずないのに 雨のたびにかすれて 読めなくなった譜面 いまに その涙が 落ちる前に 過去にも未来にも届いてほしい 心も耳もぜんぶ つんざくような 騒音に足を取られないでいて 白いシャツに残る 胸にこぼした あの日の夕焼け 空を覆う、喝采だ ぼくにも聴こえた