⾬が降るたび思い出すんだ 雫をたくさんつけたガラス そのひとつひとつをなぞって 六⽉の汗みたいだって 思えば なんだか笑えるでしょうって きみは 笑った ⾬が降るたび思い出すんだ すぐに傘をさしたがる 私を⾺⿅にする君のこと 傘をさすくらいなら ⼿を繋いで歩きたいと 真⾯⽬な顔して⾔うそんな君のこと 忘れられないな 忘れたくないや あの頃のきみとわたしが ⾬の隙間でゆらゆら揺れてる さよならだなんて 思い飽きてしまって またふと会えるような 気がしてしまうよ ビニール傘に残った六⽉の汗 なぞったら⼀筋の涙になりました ⾬が降るたび思い出すのは 幸せだったからかな 満たされていたからかな それとも そんな⾃分をいつまでも 忘れないでいたいだけかな ⻘信号が ⾚信号に変わる 2 度あることはたいていの場合 繰り返される 繰り返される さよならだなんて 思い飽きてしまった またどこかでなんて 期待疲れてしまった ビニール傘をどこかに 置き忘れてしまうみたいに 諦められるような昨⽇なら きっと 思い出したりはしないよな