窓ガラスから雫が落ちて細く 伝っていく この狭い東京のワンルームの中も 青く染まっていく あいにくの空模様だけど ちょっと散歩でも行かないか 傘の中で内緒話を 二人だけしか知らない言葉で 揺らぐパドル飛び越える それが僕の雨のイメージ コインランドリーまでの退屈な 道のりさえ しっとりとした街はいつもより少し 優しい 特に用事もないんだけど ちょっと遠回りしていかないか 傘の中でキスをしよう 大丈夫さ誰も気づきやしない 濡れた肩を抱き寄せる それが君と僕の雨のイメージ 傘の中で内緒話を 二人だけの秘密の約束を はにかむ君とララバイ それが僕の、僕の雨のイメージ