Track by女王蜂
絶えることも増えることも 必要としない あなたと私 朝の光を知らないでいる 網に引っかかった羽虫と 昨夜のあなた重ねてみる 「よさないか 夜の帳にかかったも のは皆同じ蜻蛉さ」 寄せ合う肌に 温もりなどはとうに無く 血が通っているかどうかを確かめる 野蛮な口づけ こんなにも脆いものを つなぎとめるためだけに どうして息を止めてるのだろう 今にも崩れそうな砂の城を 守るためだけに 何故こんなふうにしか 抗えないのかしら