自分が輝いていることを、 気づくこともなくきらめいている。 お金もなく、地位もなく、 名誉もない君たち。 なにも「無い」と感じることが 青春なのに、 何かを手に入れることを 求め続けている……。 何かをずっしりと 手に入れた時には、 青春は、とっぷりと暮れて、 君たちには、お金も、名刺も、 家族もあるだろう。 いくつか恋愛をし、 いくつか失恋もしただろう。 大事な人を亡くした経験も あるだろう……。 坂道を上るのは大変だが、 途中から ころげ落ちてゆくことの速さよ。 いつかしら、君たちの輝きは、 深いしわになる。 信仰だけが、 生きてゆく勇気の杖と なるんだ……。