いつでも生きがいなんだって 自慢してたものを 失くしてから100日間 ずっと自分を憎んでいた 果てしなく冷たい雨のなかで 君が差し出した傘も受け取れずに 震えていた ねぇどうしてなんだよ 幼すぎたから愛し抜けなかった サヨナラばっか ちっぽけな心臓に 突き刺さったままで 泣いても哭いても壊せないんだ 生きることは失うこと わかっちゃいるけど 100万枚撮りのフィルムが ひとつだけ在ったなら僕は 君を100万回 焼きつけてしまうだろう なぜ君だけ離れない なぜ君だけが離せない どうしようもなく頬へ あふれた涙は温かかった ねぇ ひたすらに正直に 生きようとするほど わからなくなるよ 誰かが諦めた昨日で すれ違い消えた灯が あの日「死にたくない」 って泣いていた そう 神さまがきっと 僕らに拵えた幸せなんて 人間の数の10分の1さえ 無いってのに それを奪いあって殺しあうだけの 存在証明 そんな世界でもまだ 足は進もうとしてる 365日間 綴り続けた恋文のよう 掌は想いのすべてを映しだすから 「あしたは晴れるといいね」 ───もう一度信じてみたいんだよ 小さな傘の下 震える君の手を握りながら 一番僕が怖れてるのは 誰かに嫌われることじゃない ボロボロでも進もうとする 君を見ても 涙さえ流せなくなって しまうことなんだ もしも世界中が君に絶望して 雨が降るなら 今度は僕が 傘を差し出してあげたいよ 365日間 綴り続けた手紙は もうぐしゃぐしゃで 汚れちゃったけど いつか渡すその日は どうか笑い飛ばして欲しいんだ