雨の街は沈黙と砕けるネオンで いつもより綺麗に見えた あの頃は 濡れた顔茶化し合うばかりで この景色に気付かなかったんだ 今の自分 この日々を崩すのは怖いけど 失うのが同じなら僕は素直でいたい いったいどの気持ちを ちゃんと貫くべきか 本当はわかってる そっと手を離して どしゃぶりの中出て行くよ 銀歯のような ジャケットのファスナーが揺れて 凍えた手きっぱり引っ掻いた この想いあの気持ち 全部が本当だけど どちらかを選ばなきゃ きっと始まらない いったいどのツラ下げ たくさん大事な物を傷付けてるの? どうかワガママたった ちっぽけな僕を笑ってよ ビルの明かりが消えて暗くなれば また次の朝日には近くなるよ 僕らの似てたとこはたぶんきっと そんな明るいものの 見方だったろう? いったいどの気持ちを ちゃんと貫くべきか 本当はわかってる そっとほどいた手を ポケットに入れて ほら、行こう 雨の街出て行くよ