最後に 伝えようとしたの あなた 気づいてたよね それなのに はぐらかして ズルイよ 言えずじまいだ こんなにも苦しい日があったことも いずれ 忘れてしまうのかな あんなにも愛しい人がいたことも いつか 忘れられるかな ハラハラ 散る花びらに紛れてく あなたの背中 ずっと眺めていた 2人は 近づきもせず 遠くなる 巡る季節が 通り過ぎても 動けないまま 私だけが あの時 打ち明けていても 同じ未来だったの? 子ども扱いをしてさ すぐにからかう あなた 古ぼけた白い校舎の壁が いやに輝いて映った どれほどに強く 願ったとしても 二度と 戻れはしないのに 今では 無い 花びらを見上げてる 向こうの空が 透明に滲んだ 1人じゃ 支えきれずに うずくまる 今日の日差しは その笑みのように 狂おしいほど 優しいから ハラハラ 散る花びらに 消えてった あなたの幻影(かげ)に そっと手を伸ばした 私は いくあてもなく 歩き出す 幾度 季節を こえたとしても この傷跡を抱えたまま 悲しいくらい あなたのことが好きでした