通り雨が 二人の間を 横切って行く 今は 互いに 背中合わせ ひとこと 言い過ぎた後の 胸をかかえては 何をしても手につかなくて いつもなら とうに 片付くことだと うかつにも ちょっと君の せいにした 僕を責めるように 窓の外は まだやまない 雨が街の 季節をかえる 当り前のように 二人でいた ふと心に うかんだのは 出会ってから 何も変わらない… 微笑むと 少し泣いたような 目をする 君を好きなこと ねぇ明日(あした)も 休んでられない きっと明後日(あさって)も 君に そっけなくなるばかり 別々の部屋で 明り消す夜が 過ぎて行き 心寄せる きっかけを 探せないままで 窓の外は まだ止まない 雨が街を 静かにつつむ ありふれた景色 愛してきた ふと聞こえてくるのはあの 聞き慣れてる 何気ない声さ… 窓の外は まだ止まない 雨が街に 降り続いている だけど二人には 虹が架かる 外ばかりを 見てたことに ふと気がつき やっと振り向けば… 微笑んで 少し泣いたような 目をする 君がそこにいる