「何度怒ってもこの子は」 ため息まじりにつぶやくママ トントントンまないた リズムに乗せて聞いた 「お前は誰に似たんだ」 僕似の笑顔で酒飲むパパ 言っとっけど 間違いなく 二人に育てられた 学校呼び出し 親はタジタジ 僕鼻ホジホジ ビンタくらって 頭下げて舌を出して 廊下も放課後通学路も走ってきた 幼い頃の遥か未来が来た今 ビルの背が伸びて ジャングルジムの背縮んで 何壊したんだろう? 何覚えたんだろう? 夕暮れの道 俺の道 <♪> 「早く帰ってきなさいよ」が 「次いつ帰ってくんの?」 シワと白髪増えたあの頃の大人 「何をして遊ぶ?」が 「今何してんの?」 あの頃の大人にクリソツな仲間 相変わらずな子 結婚したヤツ 孫できた人 みんなそれぞれ 自分の田舎から育った 桜 あじさい もみじ 北風 あの夕日 幼い頃の遥か未来がほら今 あの広い空き地が 今ではボール遊びは禁止 何壊したんだろう? 何覚えたんだろう? ここにある街 俺の街 月日重ねて 町並みが移り変わり みんなも変わり たまに帰る昼下がり うまい飯に「おかわり」 まがりなりに それなりに生きて 自分の得手不得手に喜んで めげて泣いてないで思い出増えて <♪> 幼い頃の遥か未来がほら今 あれから何日、何年、 何十年たったとしても この道の匂い この街の香り 俺たちの道 俺の街